コールセンターを2ヶ月で辞めた話(3)
プレゼン突入!苦悩は続く…
さて、前の記事で前置き対策をしたおかげでなんとかプレゼンにもって行くことが出来るようになりました。
プレゼン内容は商品内容が推測されてしまうので秘匿とします。悪しからず。
そこで、プレゼン中みなさんから必ず聞かれた幾つかのネガ(相手のネガティブな返答)について触れたいと思います。
なんで電話なの?DMみたいなので送ってよ!
→DM送れと言ってる人は大体契約してくれません
DMってかなりのお金がかかります。そして、それを地域全世帯に配るとなると相当のコストがかかります。こういったコストを削ることで安く出来る商品なので、電話をかけている実態があります。
しかも、新規で始めて貰うものではないので、電話で完了するのと、そもそもDMだと面倒になって契約して貰えないというのが現実です。
携帯電話もそうだけど、契約書面やカタログの小さな文字の規約をしっかり読むの面倒でしょう?なのでカタログも最少部数しか用意していません。
なんでうちの電話番号知ってるの??(不信感)
→コールセンターは基本的に名簿を買っているパターンと市外局番以降はランダムにかけているパターンがあります。
これ、本当によく聞かれます。昨今の電話による詐欺の影響で皆さんかなり神経質です。
自分の会社は電話番号の取得方法は市外局番以降はランダムだと推測しています。なんで推測?それは名簿を買っている可能性もある??と疑っているからです。でも市外局番以降ランダムだと推測するのは訳があります。
商品対象外の世帯(戸建て、マンション、アパートなど)によくぶち当たるから
名簿を買っていたら細かな情報はある程度入手しているはずで、アポインターに無駄足を踏ませるような電話番号リストは渡さないと考えるからです。
社員からもこのような質問には地域的に市外局番以降は順番に連絡しているだけと言うように研修を受けました。
個人的に、電話番号ごときで名簿を買っているとか思われるのはもはやって感じがします。どうせ住所氏名生年月日なんてほとんどの人は裏の名簿会社によって記録されてるんだろうし…
さてさて、この2大ネガは本当によく言われます。しかし、マニュアル通りにに返してもやはり不信感を抱き続ける方も多く、世情を表しているなぁと思います。
そんな中、2日目も電話をかけ続けていました。そうしたら初獲得をすることができました。終礼の時に晒されなくて良かったです…
ちなみに、それ以降は毎日1件は獲得をしていて、他の新人に比べてかなり成績が良かったのでとてもバイトに行きやすくなりました。
しかし、入って2週間後全く獲得が出来なくなりました
これはスランプ??そうではありません。自分自身相手の反応に滅入ってしまったのでした…面倒くさい…
ヤバイ!面倒な相手!
電話をかけていると時間帯的にも、固定電話を使っている人含め高齢者(50〜の夫妻世帯)が多いです。
そして、奥さんはセールス耐性が強い!これは何年も積み重ねたスキルなんでしょう。そして、暇な人は電話ということでなかなか酷い対応をしてきます。
さて、例を挙げます。
相手(おばさん):いらなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!(大声)
ここでちょっとよくわからないなぁと思ったので
私:すいません!今何か鳴き声がしたみたいで聞き取れなかったんですけど、はい。←エア相槌
光回線の工事やった関係で回線使っている皆さんに連絡してるだけなんですけど…(略)
と返しました。いきなり大声をあげられてちょっとイラっとしたので。ちなみに相手は最後ガチャ切りしてきました。
切り方が受話器をぶん投げていたようでけたたましい音がしました。まぁ、こちらは音量下げているんで耳には大事なかったんですけど。いくらセールスウザいと思ってもある程度は平静を保った行動をお願いしたいですね。受話器壊れなかったかな…?
あとは地域的に市外局番以降は順番に連絡しているだけなのに
ぐぬぬんさんには事前に連絡をいただいてませんけど、それで連絡なんですか?そうゆうのはアポとってから〜(云々)
という屁理屈野郎がいます。まぁ、おじいさんやおじさんなどに多いですね。
退職後?の暇な人はこんな感じで喧嘩をふっかけてきますね。まぁ、勿論スルーしてちゃんとセールスしましたが。
次にバレバレなのになぁって思う相手
相手:ごめんなさい!!今急いでるんで!/食事中なんで!/宅急便来ちゃったんで!
バレバレです。結構受話器の周りの環境音って聞こえてます。そして、嘘を付く時の口調が皆さん同じです。大体の人受話器を取った時の相槌からあからさま声が変わるんだもん。
きっと、婉曲に避けたいんでしょう。受話器を投げたり屁理屈野郎よりずっといい人だと思います。電話を切りたい気持ちはわかります。
でも、そう言われちゃうとこちらは発信履歴のシステムに『掛け直し』というタグをつけざるを得ません。
なので、再三かけて来ないように『あ、いらないです』って言うだけで済みます。変な嘘はむしろまた電話をかけさせてしまいます。
※発信履歴のシステムについては別途触れたいと思います
そんなこんなで、契約とれつつもスランプに陥ったのでした(つづく)