高等遊民を目指すブログ

高等遊民を目指す学生のブログ

冷房環境を求めた結果

大学に実質住んでいる環境となりました。

 

梅雨明け直後の暑さ。まだ湿気が多く、そんななかで汗をかき、その汗が原因で胸元が結構なレベルでかぶれました。痒くて痒くて仕方ない。下痢もなかなかだったがやはり痒みが一番キツイ。(2011年夏にストレスと疲れから蕁麻疹を発症して一夜を明かした記憶が蘇る)

 

同時期に蚊に刺され、遅効性の痒みが数時間毎襲ってきて、本当に辛い。マジで内服薬を処方してもらいに皮膚科行こうか悩んだレベル。

どうやら子供の頃は遅効性、大人になると即効性の痒みらしいが、自分はまだ遅効性、もしくは刺されすぎて即効性から遅効性になってしまったのかもしれない。激しいアレルギー反応を起こすため、次回ヤバかったら皮膚科に行こうかなって思ってる。

 

そんな痒みのなかで、少しでも快適に過ごせるのは「クーラー環境下」だった。

理由は、汗をかいてもクーラー環境だと除湿されて肌の慢性的な湿り気を落ち着かせることが出来ること。蚊にさされによって体温が上がる毎痒くて仕方ない時、クーラー環境だとまだそんなに酷くならない。

だから決めた。クーラー環境に身を置こうと。

そして、自身の住んでいる地域は海沿いからの湿った空気が抜けるため、都心に比べてかなり湿気がある。この時期は毎日モワッとしていて、時たま沖縄よりも湿気が高いなんてこともある。クーラー環境だとこの湿気が取り除かれるので更にクーラー環境を求める理由となっていった。

 

しかし、自宅では自分しかクーラーを求めていなかった。

自分の母親はマジで体温バグが凄い。夏場でも長袖のタートルネック。完全に常温環境下で長袖で寝る猛者なのだ。自分も一般人に比べたら真夏も長袖を着用したりと、クーラーの寒さに弱く、暑さにはかなり慣れている方だが、痒みのWパンチでそれどころではなかった。

 

自宅のクーラーを稼働させ、自分のせいで電気代を高くするのは癪だ。後で「今月めっちゃ高い!払ってね」とか言われそうで割と警戒した。

あと、長い通学時間も汗かいて疲れる。割と論文もヤバイ。そうこう考えているうちに、こうなったら…

 

研究室に泊まればいい!!

 

ここまでは理系学生として当たり前の感覚だろう。不夜城の研究室はいくつもある。奴らはいつもカップ麺を食べ、翌朝風呂に入るために自宅に帰るそうだ。椅子に座り机に突っ伏して寝るそうだ。流石にエアコン環境でも頭を丸一日洗わないのはベタついて嫌だし、なんなら椅子に座ったまま寝るとか十分な睡眠がとれないじゃ無いか。

 

そう、自分は【QOLの高い研究室宿泊】を求めているのだ。

 

自分が求める最低限の宿泊環境は、

 

  • 完全に横になって(仰向け)寝られる
  • 可能な限り頭は洗いたい
  • 洗ったらちゃんとドライヤーかけたい
  • お水をちゃんと飲みたい

 

これである。

 

まずはじめに「完全に横になって寝たい」

 

これは今後記述するかもしれないが、「完全に横になれないエコノミークラス、プレミアムエコノミークラスなど中長距離便は無理」という考えに通じるものがある。

自分は仰向けで寝る派だ。昔何回か研究室に泊まった際、椅子を5つ繋げてその上に乗って仰向けになって寝るという、寝返りしたら床に落ちるなかなか綱渡りな寝方をしたくらい仰向けにこだわりがある。

オーストラリアに行った際、プレエコでフルリクライニング(130度くらい?)しても、やはり十分には寝られなかった。ちなみに夜行バスでもフルリクライニングしたが十分寝られなかった。

 

環境はどうであれ「完全に横になれる」環境でないと無理なのだ。

そのために自分は一年ほど前にキャンプ用の「エアーベッド」を二千円ほどで購入した。

しかし、分散荷重でエアーベッドの威力は発揮されるが、時たま寝返りすると明らかに底つきをすることが悩みだった。また、経年劣化からか朝には空気が抜けて軽く床に底つきを覚えるようになった。何より、素材柄、背中が結構蒸れることがわかった。

いかんぞこれでは十分な質の睡眠が取れない…!

ということで今年の春にエアヴィーヴのポータブルマットレスを購入した。前よりも大分ふかふかである。今は軽く膨らませたエアーベッドの上に敷いて寝ている。冬でも蒸れた背中は気にならなく、安心して寝られることとなった。

 

次に、洗髪問題。

給湯室にバケツを持ち込み、お湯を汲み入れ、そのバケツを使いシャンプーリンスをしている。そしてトラベル用ドライヤーで髪の毛を乾かしている。

狭いバケツとシンクでどう洗うか。まず毛先を泡だてたシャンプーで洗い、軽くゆすぐ。その次に地肌を洗いゆすぐ。全部一気に洗うと、毛先から泡が飛び散り、シンクを汚してしまう。清掃の方に迷惑をかけるので絶対に二段階に分けて洗っている。

リンスは一気に馴染ませて、バケツにためたお湯でぬるつきを落としつつすすいでいる。

最近まで後述する洗髪時の緊張感のため、シャンプーだけだったが、コツを覚えたためリンスを使うようになってかなり翌日の髪のパサつきを抑えられるようになった。

なお、給湯室は他の使用者がいない時間帯や使用されてない階を選んで利用している。もちろん飛び散った泡や髪の毛はちゃんと拭いて、排水ネットにたまった髪の毛も取り出して掃除していることを付け加えておく。

この洗髪方法は、ぶっちゃけかなり良くないと思う。しかし、1つもコマを取らないのに年間百ン十万納めてて、癪なので何かしら大学を使い倒してやらねばと思っている。そのため、維持かもしれないが極貧洗髪は変えないと思う。

この洗髪は、誰からでも見える場所になってしまうため、本当にヒヤヒヤする。一度警備員が近くを通った際は本気で焦った。

ちなみに給湯室で頭を下げて洗っていると、丁度防犯カメラの映像の死角にあたる為、バレないということが最近わかった。

ちなみに身体はあらかじめ持ってきた柔らかいタオルをお湯で温め、軽く絞って身体を清めている。

 

飲料水問題はトレビーノを導入してなんとか生き延びている。

自分は1日に2Lは絶対に飲んでいる。前述したように、自宅地域がかなり湿潤環境にあるため、反対の乾燥環境下に弱い。特に都心に出ると本当に飲む回数が増える。ちなみに宿泊時は加湿器も炊いている。

大学の建物が高層のため、おそらくタンクに貯めて配水してるのではないかと思われる。タンクからの排水は普通の水道水から更に不味い水道水に変える魔法のタンクだと思う。

東京水なんて言って売っているが、実際大学の蛇口から出てくる水は結構オエッとなってしまう。丁度研究室でクリクラを解約した為、水をどうするか悩んだ。家から持っていく1.5Lが限界で、これで一泊2日は難しい…でも重い水をどう入手したらいいんだ…

そうだ!トレビーノを購入しよう!!

東レトレビーノという浄水器ブランドには、ポット型というのがあり、ポットに水を入れて、その中にあるフィルターが水道水の匂いや不味い味を取り除いてくれるというもの。ポット型はコスパが高く、簡単に導入出来るためBOSSに提案して購入。

届いたポットに水を入れてろ過してから飲んでみた。あれ、そんなに変じゃない!明らかに美味しいとは言えないけど、飲める!という嬉しい結果に。これで飲料水問題は解決された。

 

このような理由と対処により、ここ1週間一日置きに大学に泊まる生活を始めている。

 

ちなみに前述したお泊りの質を上げてくれるものたちに加え、パジャマ、炊飯器、IHヒーター、鍋をはじめとする調理器具が常備されている。

 

この話を友人にしたところ。

「ブラック研究室でもないのに自分の快適性のために泊まっててウケる」

「1ヶ月一万円生活みたい」

というコメントとともに

 

「毎日がキャンプじゃん」

 

と言われた。

キャンプよりかは快適だが、洗髪時の緊張感は野宿と同じかもしれない。